イスラエルメディア「ワイネット」は4日、ネタニヤフ首相に近い政府高官らが、パレスチナ自治区ガザの「完全占領をめざす」と述べたと報じた。一方、閣僚内では攻撃拡大への反対もあり、軍や諜報(ちょうほう)機関の元幹部らがトランプ米大統領宛てにネタニヤフ氏に停戦を促すよう求める書簡を送るなど、強硬姿勢への反発の声もあがっている。
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ワイネットによると、政府高官は、ネタニヤフ氏がガザでの攻撃を拡大し「人質が拘束されている地域でも作戦を実施する」意向を示している、と説明。軍事的な負担に懸念を示す軍トップの参謀総長を含む軍幹部らが作戦拡大に懸念を示しているが、高官の一人は「参謀総長が納得しないなら、辞任すればよい」と語ったという。
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地元メディア「タイムズ・オ…